AI技術を活用したRobogradingによるトレーディングカード鑑定サービス、AGS(Automated Grading Systems)。今回は海外にカードを送る際の梱包方法について、記録しておきたいと思います。ほかの海外の鑑定機関への提出に応用できる部分もありますので、PSAやBGSなど、AGS以外のサービスで困った際にも参考にしてみてください!
そもそもAGSのRobogradingって?という方はこちらをご参考ください。
カードを保護する
AGSでは、特に梱包方法は指定されていません。
※記事作成時点ではアメリカ国外からの利用はまだ少ないと想定されます。今後利用者の増加とともに破損などのトラブルが増えるようなことがあれば、ガイドラインが整備されるかもしれません・・・。
ということで、梱包方法は基本的に自由です。PSAなどは梱包方法が結構明確に定められているので、逆に悩んでしまうかもしれません。あくまで一例として、私が実際にAGSに送り、問題なく受理されたときの梱包方法をご紹介します。
まずはカードの保護です。
カードをカードスリーブに入れます。今回は海外に送るということもあり、念のため2重スリーブでカードを保護。
次に、スリーブに入れたカードを硬質の保護ケースに入れます。保護ケースについても特に指定はありませんので、トップローダーでも、カードセイバーのようなものでも受理してもらえます。 試しに両方のパターンで送ってみましたが、いずれも問題ありませんでした。PSA鑑定などで指定されるカードセイバーをお持ちの方は、もちろんそれを使ってもOKです。
カードを梱包する
続いて、保護したカードを梱包していきます。こちらも決まったやり方はありません。 まずは厚手の段ボールを保護したカードよりも少し大きめにカット。私の場合、これを4枚用意して、ボンドなどで2枚ずつ貼り合わせ、さらに強度をアップさせています(このときに、貼り合わせる段ボールの波模様が互い違いになるようにするとより丈夫になります!)。
そして、さきほど保護したカードを段ボールでサンドして、輸送中にずれないよう、テープや輪ゴムなどで固定します。このときに、あまり強く固定し過ぎると、逆にカードを痛めてしまうこともありますので、ほどほどにしましょう。
そして今回は、海外への輸送ということで不安があったので、念には念を入れてさらに小さな箱型の段ボールに収納しました(少しやりすぎかもしれませんので、適宜簡略化してください・・・)。
続いて、段ボールでがっちり保護したカードに水濡れ対策を施します。ジップロックのようなビニール袋に入れるのが、手軽でおすすめです。
最後に、プチプチや緩衝材などを使いながら、輸送用の段ボールに詰めていきます。あくまで一例です。水濡れ対策のビニールに入れる前にプチプチで巻くのもOKですし、好みのやり方に合わせて変更してください。
海外の物流網では、荷物が結構雑に扱われることもあると聞きます。箱が多少のダメージを受けても大丈夫なように、カードはぎゅうぎゅうに詰め込み過ぎず、スペースに余裕を持たせておくと良いかもしれません。
梱包はこちらで以上です! 梱包が終わった後の海外への発送方法については、こちらの記事もご参考ください!